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= About EPEL =
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EPEL was started because many Fedora contributors wanted to use the Fedora packages they maintain on Red Hat Enterprise Linux (RHEL) and its compatible derivatives.
= EPEL とは=


== Goals of the EPEL Effort ==
EPEL は、多くの Fedora の貢献者たちが Fedora のパッケージを自分たちが使っている Red Hat Enterprise Linux (RHEL) やその互換ディストリビューション上で使用したいという要望から始まりました。


Make high quality packages that have been developed, tested, and improved in Fedora available for RHEL and compatible derivatives such as CentOS and Scientific Linux.
== EPEL の目的 ==


Work closely with the Fedora Project to achieve this goal -- use the
Fedora で開発、テスト、改良された高品質のパッケージを RHEL や CentOS/Scientific Linux のような互換ディストリビューションで利用可能にすることです。
same guidelines, rules, policies, and infrastructure, as far as
possible.


If we hit problems, solve the problems with the other parties and
この目的を達成するためには Fedora プロジェクトにも密接して作業してください。できるだけ、Fedora プロジェクトと同じガイドライン、ルール、ポリシーやインフラを使用してください。
groups of Fedora, such as Packaging Committee, instead of creating
EPEL-only solutions; EPEL-only solutions introduce confusion for
packagers and users, and make porting packages between Fedora and EPEL
harder.


For the rare cases where it is not possible or desired to remain
もし問題に遭遇したら、パッケージング委員会のような EPEL 独自の解決方法ではなく、Fedora のグループやその他の仲間たちと共にその問題を解決してください。EPEL 独自の解決方法は、ユーザやパッケージャに混乱を招き、Fedora と EPEL 間のポーティングを難しくします。
synchronized with Fedora, maintain add-on documents for EPEL that
describe the differences and the reasons for them.


== Who Needs These Packages ==
Fedora との同期を維持することができない(望まない)稀なケースでは、EPEL プロジェクトに対して、その理由とパッケージングの違いを説明するメンテナンス用のドキュメントを追加してください。


=== Enterprise Linux User/Administrator Perspective ===
== これらのパッケージは誰が必要としてる ==


Every user and admin has experienced at least one desired package
=== エンタープライズ Linux ユーザ/管理者からの視点 ===
not being included and supported in RHEL.  This project gives you a place
to promote, support, and benefit from packages that exist in Fedora
and were not included in a RHEL version.


Whether it is a package your company needs as part of its standard
RHEL のサポートパッケージとして提供されていないけれど、ユーザや管理者は、少なくとも1つぐらいは自分が望むパッケージがあったことを経験しているはずです。このプロジェクトは RHEL で提供されていないけれど、Fedora には存在するパッケージの恩恵やサポートを推奨するための場所を提供します。
install, or software you want available so you and your users can do
your work and have your fun, Fedora enterprise packages are a good
method to build support and community around particular software needs.


=== Community Perspective ===
あなたの会社が標準インストールの一部として必要とするパッケージであろうと、あなたが利用したいと思うソフトウェアであろうと、楽しんで作業することができます。Fedora エンタープライズパッケージは、特定のソフトウェアを必要とするコミュニティやサポートを構築するための良い方法です。


Many members of the Fedora community are also users/administrators of
=== コミュニティからの視点 ===
enterprise-Linux based distributions that are derived from Fedora, such as
 
RHEL and CentOS.  Everyone has their own reasons for promoting a
Fedora コミュニティの多くのメンバーも Fedora から派生したエンタープライズ Linux のディストリビューション(RHEL CentOS)のユーザ/管理者です。みんながそれぞれ特定のソフトウェアの一部を推奨したい理由を持っています。EPEL パッケージはエンタープライズ Linux ユーザからの支持を得る最も良い方法です。
particular piece of software.  EPEL packages are the
best way to gain users and support from enterprise Linux users.


{{Anchor|ISV-IHV-Perspective}}
{{Anchor|ISV-IHV-Perspective}}
=== ISV/IHV Perspective ===
=== ISV/IHV からの視点 ===
 
The benefits of building upon EPEL as an ISV or IHV have great potential. If your software package currently packages its own copies of open source libraries or well-known tools, you can rely upon EPEL to provide those packages. For example, Perl modules are often needed and repackaged, yet can be available through EPEL instead. You let dependencies be met by EPEL, and your team concentrates on what they do best: develop, support, and provide your product(s).


Additionally, if you are on an ISV/IHV team that utilizes open source software packages to deliver your products, you have the opportunity to contribute to EPEL. This ensures a community of support, review, and testing for packages that your customers depend on for your products.
ISV/IHV から見て EPEL をビルドする恩恵には大きな可能性を持っています。もし、あなたのソフトウェアがオープンソースのライブラリやよく知られたツールを集めた独自コピーでしかないならば、それらのパッケージを提供するために EPEL を頼ることができます。例えば、Perl モジュールはよく必要とされ、再パッケージングされます、それは EPEL を通じて利用可能になります。依存関係は EPEL によって解決されるでしょう、そして、自分たちのチームが注力したいこと(開発、サポート、プロダクトの提供)に全力を尽くすことができます。


For independent software and hardware vendors, this is how you get
さらに、自分たちのプロダクトを提供するためにオープンソースソフトウェアを利用する ISV/IHV チームに所属しているなら、あなたは EPEL に貢献する機会を持っています。このことは、そのプロダクトを利用している顧客のパッケージに対して、コミュニティのサポート、レビュー、テストが受けられることになります。
your software into the enterprise ecosystem:


# Use the Fedora process to get your favorite software in to the repository:
ISV/IHV のために、これはエンタープライズエコシステムの中へあなたのソフトウェアを展開する方法です。
#* Get an entirely new package into Fedora.
#* Become a co-maintainer for the package you want to have enterprise-level longevity.
#* Package a free and open source library or other shareable software source to build a community around your applications.
# Gain the additional six to twelve months of Fedora testing and feedback.
# Be ready for RHEL beta testing before the alpha snapshot is taken, gaining another three to six months lead time.
# Ship your enterprise-ready version with the RHEL GA.
# Ongoing support and package maintenance is a part of your free and open source development process, along with advancing the technology in parallel in Fedora.


=== Academia Perspective ===
# リポジトリからお気に入りのソフトウェアを利用可能にするために Fedora のパッケージングプロセスを利用する
#* Fedora へ新規パッケージを追加する
#* エンタープライズレベルのライフサイクルを提供したいパッケージの共同メンテナになる
#* あなたのアプリケーションに関連するコミュニティを構築するためにフリーソフトウェアやオープンソースライブラリ、又は共有ソフトウェアをパッケージングする
# Fedora のテストやフィードバックを6ヶ月から12ヶ月かけて行う
# アルファ版のスナップショットが取られる前に RHEL のベータテストに備える、3ヶ月から6ヶ月かかる
# RHEL の GA と同時にエンタープライズレベルに近いバージョンをリリースする
# サポートやパッケージのメンテナンスを継続することは、Fedora で並行して技術の進歩を受けながら、あなたの自由意思によるオープンソースの開発プロセスの一部になります


Aside from the usual need for software that wasn't included in RHEL,
=== 学術的機関からの視点 ===
there is a large opportunity for academia to provide students with
learning opportunities beyond piecemeal open source project
experience.


Where a typical free and open source learning experience for a student might be to
RHEL で提供されていないソフトウェアの必要性に加えて、学術的機関には、段階的にオープンソースプロジェクトの領域からエンタープライズへ移行する機会を学生が学ぶための大きな機会になります。
dive into coding or documentation, Fedora enterprise packaging is one
way to gain cross-over experience.  The real-world, hands-on
experience includes supporting a free and open source community and user base,
creating an enterprise community around the software, and managing
feature enhancements, bug fixes, and security updates across all
communities.


=== Red Hat Perspective ===
コーディングやドキュメント作成を行う学生が経験する典型的なフリーソフトやオープンソースのプロジェクトで、Fedora エンタープライズのパッケージングは色んな経験を得るための手段の1つです。現実の世界の、実際の現場では、自分たちのソフトウェアに関連するエンタープライズコミュニティを構築しながら、機能拡張、バグ修正、全てのコミュニティにまたがったセキュリティアップデートを管理して、フリーソフトやオープンソースコミュニティをサポートすることになります。


This is a simple imagination exercise.
=== Red Hat からの視点 ===


''Imagine you are a company that enables a large, fully open and free
これはシンプルに想像力を鍛えるための練習です。
Linux based distribution for the general world communities
(cf. Fedora), while supporting a large, fully open Linux based
distribution for its customers (cf. RHEL).


Imagine that what is in your enterprise distribution is what you think
''顧客(RHEL)のために巨大で完全にオープンな Linux ディストリビューションをサポートしながら、巨大で、完全にオープンでフリーな Linux ディストリビューションの世界共通のコミュニティ(Fedora)を利用できる会社にあなたが所属していると想像してください。''
you can support for your customers, and is influenced by what those
customers are asking for.  Would it be in your best interest, or the
best interest of your customers, to pull in every single software
package you possibly could?  Would you be able to provide QA and
support on such a large package set?


Imagine that it is easier to pick your package set (the ones you
''あなたのエンタープライズディストリビューションが何であるかは、あなたが顧客のためにサポートすることができると考えている内容と、顧客が依頼する内容によって影響を受けるということを想像してください。あなたが最も興味があるモノか、顧客が最も興味があるモノ、全ての個別パッケージをあなたが管理することができるだろうか?そのような巨大なパッケージセットのサポートと QA(品質保証) をあなたが提供することができるだろうか?''
support), and to enable the promotion and community support of
enterprise-quality packages.


If you look around, you see that people have put in great effort to
''あなたのパッケージセット(サポートするモノ)が選び易くなり、エンタープライズレベルのコミュニティサポートと広告宣伝が可能になることを想像してください。''
provide these packages that did not make it into RHEL.  The Fedora
enterprise packages are a way of enabling, growing, and honoring the
work that has come before.''


''周りを見渡せば、RHEL で提供されていないこれらのパッケージを提供するために多くの協力をしている方々の存在が分かります。Fedora エンタープライズパッケージは、これらのパッケージを利用可能にして、発展させるための手段の1つであり、その作業は尊敬に値するものです。''
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[[Category:EPEL]]
[[Category:EPEL]]

Latest revision as of 13:29, 9 July 2010

EPEL とは

EPEL は、多くの Fedora の貢献者たちが Fedora のパッケージを自分たちが使っている Red Hat Enterprise Linux (RHEL) やその互換ディストリビューション上で使用したいという要望から始まりました。

EPEL の目的

Fedora で開発、テスト、改良された高品質のパッケージを RHEL や CentOS/Scientific Linux のような互換ディストリビューションで利用可能にすることです。

この目的を達成するためには Fedora プロジェクトにも密接して作業してください。できるだけ、Fedora プロジェクトと同じガイドライン、ルール、ポリシーやインフラを使用してください。

もし問題に遭遇したら、パッケージング委員会のような EPEL 独自の解決方法ではなく、Fedora のグループやその他の仲間たちと共にその問題を解決してください。EPEL 独自の解決方法は、ユーザやパッケージャに混乱を招き、Fedora と EPEL 間のポーティングを難しくします。

Fedora との同期を維持することができない(望まない)稀なケースでは、EPEL プロジェクトに対して、その理由とパッケージングの違いを説明するメンテナンス用のドキュメントを追加してください。

これらのパッケージは誰が必要としてる

エンタープライズ Linux ユーザ/管理者からの視点

RHEL のサポートパッケージとして提供されていないけれど、ユーザや管理者は、少なくとも1つぐらいは自分が望むパッケージがあったことを経験しているはずです。このプロジェクトは RHEL で提供されていないけれど、Fedora には存在するパッケージの恩恵やサポートを推奨するための場所を提供します。

あなたの会社が標準インストールの一部として必要とするパッケージであろうと、あなたが利用したいと思うソフトウェアであろうと、楽しんで作業することができます。Fedora エンタープライズパッケージは、特定のソフトウェアを必要とするコミュニティやサポートを構築するための良い方法です。

コミュニティからの視点

Fedora コミュニティの多くのメンバーも Fedora から派生したエンタープライズ Linux のディストリビューション(RHEL や CentOS)のユーザ/管理者です。みんながそれぞれ特定のソフトウェアの一部を推奨したい理由を持っています。EPEL パッケージはエンタープライズ Linux ユーザからの支持を得る最も良い方法です。

ISV/IHV からの視点

ISV/IHV から見て EPEL をビルドする恩恵には大きな可能性を持っています。もし、あなたのソフトウェアがオープンソースのライブラリやよく知られたツールを集めた独自コピーでしかないならば、それらのパッケージを提供するために EPEL を頼ることができます。例えば、Perl モジュールはよく必要とされ、再パッケージングされます、それは EPEL を通じて利用可能になります。依存関係は EPEL によって解決されるでしょう、そして、自分たちのチームが注力したいこと(開発、サポート、プロダクトの提供)に全力を尽くすことができます。

さらに、自分たちのプロダクトを提供するためにオープンソースソフトウェアを利用する ISV/IHV チームに所属しているなら、あなたは EPEL に貢献する機会を持っています。このことは、そのプロダクトを利用している顧客のパッケージに対して、コミュニティのサポート、レビュー、テストが受けられることになります。

ISV/IHV のために、これはエンタープライズエコシステムの中へあなたのソフトウェアを展開する方法です。

  1. リポジトリからお気に入りのソフトウェアを利用可能にするために Fedora のパッケージングプロセスを利用する
    • Fedora へ新規パッケージを追加する
    • エンタープライズレベルのライフサイクルを提供したいパッケージの共同メンテナになる
    • あなたのアプリケーションに関連するコミュニティを構築するためにフリーソフトウェアやオープンソースライブラリ、又は共有ソフトウェアをパッケージングする
  2. Fedora のテストやフィードバックを6ヶ月から12ヶ月かけて行う
  3. アルファ版のスナップショットが取られる前に RHEL のベータテストに備える、3ヶ月から6ヶ月かかる
  4. RHEL の GA と同時にエンタープライズレベルに近いバージョンをリリースする
  5. サポートやパッケージのメンテナンスを継続することは、Fedora で並行して技術の進歩を受けながら、あなたの自由意思によるオープンソースの開発プロセスの一部になります

学術的機関からの視点

RHEL で提供されていないソフトウェアの必要性に加えて、学術的機関には、段階的にオープンソースプロジェクトの領域からエンタープライズへ移行する機会を学生が学ぶための大きな機会になります。

コーディングやドキュメント作成を行う学生が経験する典型的なフリーソフトやオープンソースのプロジェクトで、Fedora エンタープライズのパッケージングは色んな経験を得るための手段の1つです。現実の世界の、実際の現場では、自分たちのソフトウェアに関連するエンタープライズコミュニティを構築しながら、機能拡張、バグ修正、全てのコミュニティにまたがったセキュリティアップデートを管理して、フリーソフトやオープンソースコミュニティをサポートすることになります。

Red Hat からの視点

これはシンプルに想像力を鍛えるための練習です。

顧客(RHEL)のために巨大で完全にオープンな Linux ディストリビューションをサポートしながら、巨大で、完全にオープンでフリーな Linux ディストリビューションの世界共通のコミュニティ(Fedora)を利用できる会社にあなたが所属していると想像してください。

あなたのエンタープライズディストリビューションが何であるかは、あなたが顧客のためにサポートすることができると考えている内容と、顧客が依頼する内容によって影響を受けるということを想像してください。あなたが最も興味があるモノか、顧客が最も興味があるモノ、全ての個別パッケージをあなたが管理することができるだろうか?そのような巨大なパッケージセットのサポートと QA(品質保証) をあなたが提供することができるだろうか?

あなたのパッケージセット(サポートするモノ)が選び易くなり、エンタープライズレベルのコミュニティサポートと広告宣伝が可能になることを想像してください。

周りを見渡せば、RHEL で提供されていないこれらのパッケージを提供するために多くの協力をしている方々の存在が分かります。Fedora エンタープライズパッケージは、これらのパッケージを利用可能にして、発展させるための手段の1つであり、その作業は尊敬に値するものです。